ブレーキパッド交換


 この作業は,一歩間違えると事故に直結する部分なので,自信がないときは素直にバイク屋に頼みましょう。工賃も1000円程度です。

 ブレーキパッド(3000円〜〜6000円?くらい)
 シリコングリス(1000円くらい)
 キャリパーを磨くための道具(歯ブラシとか)

 パッドは値段もピンからキリまでって感じです。色々なページで色々なパッドのインプレがあるので,それを参考にしながら選びましょう。
 自分はデイトナの赤パッド(4000円くらい)を使いました。前回も赤パッドで,その前は純正なので他のパッドはわかりません^^;



 赤パッドだけ使った感想を言うと,レバーを握った瞬間にガツンと効くわけではなく,ジワジワと効くというかコントロールしやすいような印象です。握れば握った分だけちゃんと効くという感じです。
 もちろん,しっかり握ればロックするまで持っていけます。

 シリコングリスはピストンに塗ります。鳴き止めとしてパッドの裏に塗っても良いのかな?
グリスのくせに1000円もしますが,腐る物ではないですし,一回で使う量は少量で長く使えそうなので,買っておいて損は無いと思います。
 決して普通のグリスを使ってはいけません。耐熱性が低いので,ブレーキング時の熱で垂れて悲惨なことになるかもしれません。




 キャリパーやピストンを磨くのは,歯ブラシ,食器洗い用スポンジの片面を剥がしたやつ(ザラザラしているやつ),中性洗剤を使いました。

 まずはキャリパーが3本のネジでフロントフォークに固定されているので,それを外します。
 初めて外すときはネジが堅いかもしれないので,ちゃんとした工具を使った方がいいかもしれません。
 この写真だと,3本中一本が外れています。
 


 ちなみに,フローティングピンが青いのに変わってます。目立たないカスタム^^;

 3本のネジを外すとキャリパーがフリーになるので,ディスクから外します。
 フリーになったといっても,ブレーキホースがつながっているので宙づりにならないように台の上に乗っけて下さい。
 間違ってもホースは外さないように^^;



 この写真だと,パッドの位置がおかしいので注意。
 正解は,小さい方のパッドがピストン側にきます。
 キャリパーをよく観察するなり写真を撮るなりして構造を覚えておきましょう。そうしないと,組立時に泣くことになります^^;
 パッドは青矢印の部分を押すと外すことが出来ます。



 ここでピストンシールのめくれを発見。フルードが漏れてきたら死にますね・・・
 オーバーホールは近いかも。
 サービスマニュアルで確認しなきゃ。

 写真を見てわかるとおり,ブレーキダスト(パッドの削りカス)でかなり汚れています。
 これを洗剤と歯ブラシなどでピカピカにします。
 こびりついている汚れもしっかりと落としましょう。



 こんな感じで綺麗になったら,ピストンにグリスを塗り,ピストンを出したり引っ込めたりしてグリスをなじませます。
 と,この作業をする前に,マスターシリンダーのふたを外しておきましょう。ピストンを戻すとフルードが少しあふれることがあるので,マスターシリンダーの周りに布を巻いておきます。
 フルードは塗装を痛めるので,車体に着いたらすぐに水で洗い流します。

 次はパッドの取り付けへ。
下の写真は新品パッドと使い古しパッドの比較。だいぶ減っていますが,もう少し使えたかもしれません。



 取り付けは,ピストン側に小さいパッドが来て,それを金具で押さえます。大きい側のパッドはピストン側には来きません。
 自分は,なぜか逆にして・・・パッドが入らないのにパッドを削ってまで無理矢理入れました。。。アホです・・・・
 間違ってセットしていなければ,そんなに苦労せずにはいるはずです。

 下の写真は間違ってセットしていますので注意!
 


 パットてカッターでも削れるんですね^^;

 とりあえず,途中で間違ったりしましたが無事交換終了。しかし,ピストンシールのめくれが気になる・・・
 


 別に赤い車体だから赤パットてわけではないですw
 さりげなく,ディスクのフローティングピンが青いです。
 程度の良い中古ディスクに交換したときに付いてきたものです。
 ホイール汚すぎw

 交換後は,ブレーキがホントに良く効くようになりました^^
 純正パットと赤パットしか比べたことがないのですが,赤パッドは握れば握るほどしっかり効く感じです。
 突然ガツンと効いたりしないので非常にコントロールしやすい気がします。
 普通に走る分には峠に行っても制動力不足は感じません。

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